奇跡の道
A Course in Miracles
奇跡の道 (A Course in Miracles) とは、イエスが``高名な心理学研究者''ヘレン・シューマンに口述させたとされるチャネリング本の名だ。奇跡の道はキリスト教修正主義である。イエスは苦難や犠牲、分断、サクラメント(秘跡の儀)をもっと減らし、赦しをもっと増やそうとしているのである。
奇跡の道は主要産業の基礎でもある。世界を救済するためにやって来たとき、イエスが本当はどんなことを心に留めていたか知りたければこのチャネリング本を買うか、それとも永遠の知恵を収めた類似本を、内なる平和の協会 (Foundation for Inner Peace)から買うといい。彼らはテープやビデオも売っているし、ワークショップやセミナーやディスカッショングループも開いている。彼らはアカデミーなる学校も持っている。これはプラトンのアカデミアをモデルにしたものだそうだ。この学校では聖霊の助けを得てイエスの本当のメッセージを理解し、現実生活に戻るころには外面と内面の違いや、幻想と真実の違いを深く観てとるようになるのだそうだ。
ヘレン・シューマンの言葉をイエスの言葉だなどと信じる人がいるのは、いっ
たいなぜだろうか?奇跡の道のFAQによれば
内なる声は3冊の本の内容を、臨床心理学者ヘレン・シューマン(1909-1981)へ口述しました。この口述は1965年10月21日にはじまり、1972年9月14日に終わりました。もう一人の臨床心理学者ウィリアム・セフォールド(1919-1988)は彼女を友情で激励しながらタイプで書き留めました。
この声はヘレンが仕事している間や、彼女が地下鉄に乗っているとき、あるいはニューヨーク市を一望するマンションの16階にいるときなど、あらゆる状況で彼女にたいして口述をおこないました。彼女はその声が伝えたことを速記でノートに書き留めたのです。翌日、ヘレンはビル・セフォールドに職場で会って口述された内容を読み上げ、それをビルがタイプしたのです。
ビルは当初、最終校正をするのに興味を持ってはいませんでした。これはヘレンとケン・ワプニックがおこなったのです。[ワプニックは別の心理学者で、これもまた心理学者の妻グロリアとともに内なる平和の協会を始めた。]彼らは協力して文書を作成し、句読法を一貫性のあるものにし、個人的意見などを厳しく排除し、いくつもの節にわけ、各節にタイトルを付けたのです。最近の第2版の編集は、ケン・ワプニックが1人でおこないました。
なぜこれが``奇跡の道''と呼ばれるのか?というきわめて霊的な質問にたいする答えは、内なる声が彼女にそう呼ぶように言ったからだ、というものである。このことについてよく知る人によると、内なる声はヘレンにこう語ったのだ:``これは奇跡の道である。書き留めるように。''
関連する項目:エドガー・ケイシー (Edgar Cayce)、聖なる予言 (The Celestine Prophecy)、チャネリング (channeling)、ラムザ (Ramtha)。
参考文献
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