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Robert Todd Carroll

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カバラ Cabala (別名 caballa, kabala, kaballa, Kaballah, qaballah, ほか)

カバラは秘儀の書である。多くはユダヤ教のラビによって書かれたものだ が、中世キリスト教徒によって書かれたものもある。ヘブライ語の聖書を、 神秘主義と数秘術にもとづいて解釈している。カバラの作者たちはヘブライ 聖書に表れる文字や単語、数字、アクセントを、あたかも暗号であるかのよ うに取り扱う。そこには予言など、神の神秘的意志によって隠された、深遠 なる意味があるといわれている。カバラはオカルトにおける記号を解釈する 方法も提供している。神秘的能力のない者には、たんに文字通りの、あるい は比喩的な意味にしか読みとれないといわれている。カバラの目的は明らか に、神の意志を読みとって神聖なる者となることである。

他の神秘主義の活動や実践と同様に、カバリストも、知るべき世界は `高 次の' 神の領域のみであると信じており、また地上の生活は``より高次の'' 神秘の世界を理解することに費やすべきであると信じている。無神論者から すると、こうした超越的探求は、地上で生じる事実や災難、不確実性の拒絶 や、あるいは想像上の幻想の世界に没頭するして全能なる神と至福を共有す るための無気力に映る。ニーチェのような哲学者にとって、神秘主義は意志 こそ力であるということのニヒリズム的表現である。秘儀グループのメンバー は、その想像力のトリックによって、グループ外の人間よる優れていると思 い込むようになるのにすぎない。

関連する項目:聖書の暗号 Bible Codes



参考文献

Kabbala (Catholic Encyclopedia)

読者のコメント

Copyright 1998
Robert Todd Carroll
Last Updated 10/30/98
日本語化 09/21/99

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